犬が吠える理由と対策!無視するのは効果的なの?

犬

犬は本来、吠える動物といえます。中には、番犬として役立つように、吠える性質を遺伝的に強くして繁殖した犬種もあるくらいです。つまり吠えることは、犬にとっては普通の行動であり、人が話すのと同じ感覚なのです。

したがって犬に吠えるのを禁止することは、人に向かって話してはいけないと言うのと同じことです。完全にやめさせることは困難です。それよりもまず、吠える意味やどんな時に吠えるのかを知ることが大切です。

吠える意味と理由

犬

怖いのが嫌で、警戒して吠える

見知らぬ人やすれ違った犬に、自分の縄張りへの侵入者とみて威嚇して吠えます。また、インターホンや窓の外の物音に対して吠えるなど、警戒心が強かったり、恐怖心から吠える場合が多いです。

わがまま、要求から吠える

注目して欲しい、かまってもらいたいため吠えます。また、食事や散歩、遊びなど、自分の好きなことを思い通りやりたいため、飼い主に応えてもらおうと、飼い主を見ながら吠えて要求します。

主に犬が吠える理由は、大きく分けてこの2パターンになります。ここからはもっと細かく分けてみましょう。

どんな時に吠えるのか

犬

知らない人(来客)が来た時

外で会った人に対しては吠えなくても、家に来た来客には吠えるというケースはけっこうあります。犬は、家の中は自分のテリトリーだと思っているため、来客を侵入者だとみなし、警戒して吠えます。また、警戒心ではなく、人が好きでかまって欲しくて吠える、人が怖くて吠えるといったケースもあります。

解決方法①

◎来客と一緒に無視する

来客の人に協力してもらい、一緒に無視するのは効果的です。不意の来客では難しいので、友人を来客役としてトレーニングするといいです。

  1. 犬が吠え始めたら、来客と一緒に無視して、普段通りの会話をします。
  2. しばらくすると『吠えても意味がない』と学習し、犬が落ち着きます。
  3. 完全に落ち着いたら、来客からおやつをあげてもらいます。警戒心を薄めるためにも『来客=おやつをくれる人』という、いい印象を植え付けることが大切です。
解決方法②

◎不意の来客にはハウスに入れたり、ガムなどを食べさせる

不意の来客があった時のなどの一時的な対処方法としては、犬にガムを与えたり、ハウスに入れておくという手もあります。ただし、これらは根本的な対策にはならないので、並行して『解決方法①』を行った方がいいです。また、人に慣れていない時は、人きらい克服のトレーニングも行いましょう。

NG!!

✖️来客の前で叱る

この場合、吠えたことを叱られたのではなく『来客があると叱られてしまう』と勘違いしてしまい、今後、来客があるたびにさらに叱るようになってしまいます。

インターホンに反応して吠える

インターホンの音に反応して吠える犬はけっこう多く、中には、インターホンが鳴ると猛ダッシュで玄関へ向かい、けたたましく来客に吠える犬もいます。

犬は、これまでの経験で『インターホンがなったらお客さん(侵入者)が来る』ということを知っています。そのために、人に対して警戒心や恐怖心が強い犬は、実際に来客に接する前から吠えてしまうのです。

解決方法①

◎リード+おやつで興奮を鎮める

吠えている時、犬はかなる興奮しているので、まずはその興奮を鎮める必要があります。そのために、1度リードでコントロールし、怯んでいる隙におやつを与えるのが効果的です。さらに玄関で来客におやつを貰えば、インターホンへの警戒心も弱くなります。

解決方法①

◎インターホンの音を変える

かなりの吠えグセがついている場合は、インターホンの音を変えてしまうのが、一番の解決方法になります。しかし、新しいインターホンの音と来客との関係が結びついてくるので、吠えるようになる前に、インターホンが鳴ったらおやつを与えるというやり方を繰り返して結びつけることが大切です。

かまって欲しくて吠える

犬

「遊んで、遊んで!」とまとわりついてくる犬は可愛いかもしれませんが、「わんわん」と吠え続けられたら、近所迷惑にもなりますし、飼い主も落ち着けません。犬と遊ぶことは大切ですが、大事なのは遊びも飼い主の主導で行うということです。

解決方法①

◎おとなしくなるまで無視する

「吠えても飼い主はかまってくれない」と学習すれば、犬も吠えなくなります。そのためには徹底的な無視作戦が効果的です。

  1. 犬が吠えても、グッと我慢して目を合わせずに無視する。飼い主は自分の好きなことをしてていいです。
  2. しばらく無視を続け、諦めておとなしくなるのを待ちます。
  3. 犬が落ち着いたら、かまってもOKだが、すぐに構うかどうかは飼い主の都合で決めましょう。
NG!!

✖️うるさいからと、要求に応じてしまう

無視作戦の難しいところは、飼い主が我慢しきれずに、つい犬の欲求を受け入れてしまうことです。さんざん吠えさせた後に、結局は無視が続かなくてかまってしまうと、犬は『たくさん吠えれば欲求が通る』と学習してしまいます。

夜中に吠える

犬

夜中に吠えるのは家族が眠れないだけでなく、近所迷惑になるため、飼い主としても頭の痛い話です。夜中に吠えるのは、室外で飼われている犬に多く見られます。

一般に室外犬は、室内犬に比べて、飼い主とのコミュニケーションの時間が少なくなりがちです。かまってもらえない寂しさや、日頃の運動不足によってストレスや欲求不満がたまり、夜中に吠えるという行為に結びついていることも多いようです。

解決方法①

◎基本的には無視する

吠えたからといってそこへ行けば『吠えればかまってもらえる』と覚えてしまうので、基本的には放っておくことが大切です。無視する時は、徹底的に無視しましょう。この場合、大声で叱るのもかまってもらったと同じことになってしまうので注意が必要です。

解決方法②

◎家の中へ入れる

外では吠える犬も、家の中へ入れれば安心して眠ることも多いです。可能なら夜寝る時は、家の中に入れてあげましょう。玄関で寝かせてもOKです。

解決方法③

◎散歩や遊びの時間をたっぷりとる

吠えるのはストレスや欲求不満が溜まっているのかも。昼間にたっぷり散歩をしたり、飼い主とのコミュニケーションがとれていれば、適度に体も疲れ、精神的にも安心しておとなしくなります。

他の犬に吠える

犬

散歩中に他の犬を見つけて、怖がって吠えることがあります。これをさせないようにまずは、飼い主が指示を与えて、他の犬が通り過ぎるのを待ったり、その場から離れるように誘導するやり方があります。また、犬同士が視線を合わせないように、飼い主は犬同士の間に立つようにしてください。

NG!!

✖️抱っこしたり、かかえたりしない

他の犬にあった時に、犬が吠えるからといって抱っこしてはダメです。そうすると犬は、抱っこしてほしい時は、吠えればいいと誤解して、要求吠えを始めます。中型・大型犬でも、抱え込んでも吠えるのをやめないので解決になりません。

他にも『ご飯が食べたいとき』や『排泄をしたいとき』などの欲求で吠えることや、『突然物音を聞いたとき』などの興味があって吠えることもあります。しっかりと犬が吠える理由を把握して、正しい対処を心がけましょう!

鳴き声の種類

犬

わんわん(吠え声)

例)注目「こっちよ、私を見て!」「吠えるの大好き!」

クンクン、ヒーヒー(鼻を鳴らす)

例)依存「やだ〜、早く帰ってきて〜」

ウーッウーッ(唸り声)

例)攻撃的「来るな!近寄るな!」

キャンキャン(悲鳴)

例)自己防衛「怖いよ〜」

ワォーンワォーン(遠吠え)

例)位置確認「ここにいるよ〜」

さいごに

犬は吠えて喜怒哀楽を表現しています。また、吠える状況や犬の正確によって対処方法も異なっています。

犬が吠えるのは、犬本来の習性です。吠えることを禁止するのではなく、吠える状況やその意味を掴んで対処するのが、無駄吠えをやめさせる一番の近道となります。

しっかりと理由と意味を把握し、最適な対処をしていきましょう!少しでもこの記事が役に立てればと思います!それじゃばいばい!